お子さんのトイレトレーニング、苦戦していますか?
「トイレに行きたくなったら言ってね。」っていつもしつこいくらい言ってるのに、言わずに我慢してる。
そんなだから、トイレまであともう少しだったのに廊下でまたお漏らし…。
どうして出来ないの?
あーあ、さっきも掃除したばかりなのに。
下着を洗うのも今朝からもう何度目だろう?
一体いつになったらこんな生活から解放されるの?
もうやだー!!
…わかりますよ、叫びたくなるその気持ち。私も過去に同じような時がありました。
この記事では、うちの子供達(男の子2人)が、あることをするだけで驚くほどすんなりオムツを卒業できたコツをお伝えします。
そのコツとは、お母さん(お父さん)の考え方をほんのちょっぴり変えることだったのです。
トイレトレーニングはいつから始めるの?
トイレトレーニングって、ついつい焦っちゃいませんか?
私なんて、保育園で同じクラスの子がもうオムツをしてないらしい、なんて噂を聞いた日にはそれはそれは焦ってましたよ。
でも、後になって思うのは、子どもにはその子なりのタイミングがあるということです。
誰一人同じ顔の人がいないように、トイレトレーニングにも個性がありますから、他の子と比べることはあまり意味がありません。
それよりも、その子のそろそろ大丈夫かも?というタイミングを、よく観察して見極めてあげられるといいですね。
ちなみに私はタイミングを決める時、育児書を参考に以下の3つのポイントをチェックしました。
- しっかり歩けるようになった
- おしっこの間隔が空いてきた
- 言葉で意志が伝えられる
夏に始めるのが良いとかいろいろ言われますが、私は心身の発達のほうが大事だと考え、季節にはあまりこだわりませんでした。
それではいよいよ、私がうまくいった”お母さんの心の持ちよう”について書いていきます。
スモールステップでいこう!
トレーニングを張り切って初めてはみたものの、最初は失敗がつきものです。
そんな時、あなたはどうしていますか?(まだこれからです、という方は、どんな対応をしそうですか?)
内心ガッカリしながら、それでも表面的には「いいよ、いいよ。」とお子さんを慰めるかもしれませんね。
でもそれって、子どもには伝わっちゃうんですよ。
お母さんがいくら笑顔で「大丈夫よ~」なんて言っても、笑顔がこわばってるのを子どもは見逃しません。
お母さんのことが大好きですから、そんなお母さんをガッカリさせて子どももガッカリ。なんてことは避けたいですよね。
ではどうするのか?
そんな時使えるのが、『スモールステップ!』です。
もう最初から“うまくいかなくて当たり前”だと考えるんです。そうするとアラ不思議、小さなことでも「わぁ、すごい!」って心から思えるようになっちゃうんです。
- 「トイレに行きたい」と言えた → 「わぁ、すごい!」
- トイレまで行こうと立ち上がれた → 「わぁ、すごい!やったね!」
- トイレまで着いた(途中で漏らしても) → 「わぁ、すごい!あと一息ね!」
- トイレに入って、しかも便座に座れた → 「すごすぎる!うちの子ったら、天才かも!!」
とこんな風にめちゃくちゃ褒めることだらけになります。そして逆に叱りたいことが無くなります。
親の方が子どもへの期待レベルを下げることで、心にゆとりが生まれるんですね。
そして、親の本心からの称賛は、子どもにちゃんと伝わります。
「お母さんがこんなに喜んでくれるならやってみようかな。」「次はもうちょっとがんばってみようかな。」と子どもはきっと思うでしょう。
うちの場合は、私がこのことを心がけるようになってから、半月程でトイレでできるようになりました。
毎日あんなにやきもきしてたのが嘘みたいです。保育園の先生もびっくりしていました。
そうは言っても、キレイにお掃除したところへ何度も漏らされたりと、時にはイラッとすることもあるでしょう。
そんな時は、“うまくいかなくて当たり前”という前提を何度でも思い出してください。
そうして続けているうちに、その子なりのペースでできるようになっていきますよ。
お母さんだって慣れないことなんですから、完璧にはできなくて当たり前です!
自分自身もスモールステップでいきましょう(笑)。
おまけの工夫、ご褒美シール
基本的にはスモールステップだけでも大丈夫だと思いますが、さらに子どもがやる気になれるようにと私がやっていた工夫をご紹介します。
うちでは、スモールステップが1つできるたびに1枚ずつ、子どもにご褒美シールをプレゼントしていました。
これをおすすめする理由は、もちろんご褒美がもらえて子どものやる気が高まるというのもあるんですが、子どものがんばりが形として残るところが魅力です。
できた!を共有
ご褒美シールを貼る紙(壁掛けカレンダーの裏で充分)は、部屋の目立つ位置に貼るのがおすすめです。
家族みんなが子どもの”できた!”を目にすることができるので、自然と「がんばってるね。」と声をかけてあげられます。
少しずつ増えていくシールを楽しみに、家族で喜びを共有できるといいですね。
シールは子どもがお気に入りのものを
シールは親が決めるのではなく、その子のお気に入りのものだとなお効果的です。
うちの場合、それぞれ長男はウルトラマン、次男は海の生き物が大好きだったのでそれを使っていました。
最初は家にある適当なシールを使っていましたが、無くなったところで途中から好きなシールに変えたらもらった時の子どもの喜び方がぜんぜん違いましたよ。
まとめ
今日は、トイレトレーニングがうまくいくためのお母さんの心がけについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
今は大変かも知れませんが、トイレトレーニングには必ず終わりがあります。
親が余裕をもって対応できれば、意外とあっという間に終わってしまうかもしれませんよ。
この記事が、あなたのお子さんのトイレトレーニングのヒントに少しでもなれば嬉しいです。