あなたはお子さんに、「なるべく本を好きになってもらいたい」と思っていますか?
私は自分が読書好きなので、子どもたちには将来、本を読む大人になってほしいなぁと思っています。
私がなぜ本を読むのが好きかというと、これまでの人生で何かにつまずいた時や上手くいかなかった時、特にあまり人には相談できないような悩みを抱えた時に、本を読むことで何度も救われてきたからです。
“本”って素晴らしい!
本の著者は、会ったこともない見ず知らずの私たちに、いろいろなことを教えてくれます。
以前は自分に合った本を探すのは一苦労でしたが、今はインターネットを活用することで、題名や内容からすぐに読みたい本を見つけることができるようになりました。
また、紙の本を買わなくても”電子書籍で読む”という選択肢も広がり、とても便利な時代になりましたね。
私は読書の素晴らしさを、もっとたくさんの方に知ってもらえたらいいなと思っています。
そこでこの記事では、私が今まで自分の子どもたちを育てる中で、本が好きになるよう工夫してきた3つの方法をご紹介します。
子どもたちは現在、小学5年生と2年生の男の子ですが、学校からよく本を借りてきては空いた時間に読んだり、わからないことがあると辞書や図鑑で調べ物をしていたりします。
夢中で読んでいる時は、何度呼びかけても気付いてくれず困ることがある程です(笑)。
ですから、これを読んで実践すれば、あなたのお子さんも今よりもっと本を身近に感じられ、また本を自分から進んで読むようになるかも知れません。
本が大好きな子どもに育つ方法その1 絵本の読み聞かせをする
最初にご紹介したいのは、絵本の読み聞かせです。我が家では、子どもたちが赤ちゃんの頃からこれをずっと続けています。
「赤ちゃんに本を読んでも何も分からないだろう」とお思いですか?
長男が生後半年の頃、親戚の叔母が絵本をプレゼントしてくれました。その本は0才児向けということで、はっきりとした太い線で描かれたシンプルなイラストと、綺麗な色彩の犬の写真、手遊び歌などが載った絵本でした。
多分、0才のまだ見えにくい目でも認識できるように作られていたのでしょう。
初めて読んだ時から明らかに反応があり、長男は
「おー、おー、あうー。」
と目をまん丸にして、口をとがらせて何かを言っていました。
そのうち言葉が出るようになると、犬のページを見ては「ワンワン!」と指差して言うようになり、また、読んで欲しい時には本棚からその本を取って持って来るようにまでなったのです。
実は私も以前は、赤ちゃんに本を読んだって理解できないだろうと思っていたのですが、そのことがあってからは考えが変わりました。
自分が小さい頃に読んでいた絵本や頂き物の絵本を、頻繁に読み聞かせるようになりました。そしていつしか、読み聞かせは寝る前の日課になっていきました。
長男は、今ではほとんど自分で読書するようになりましたが、私が次男に寝る前の読み聞かせをしていると、いつの間にか一緒に隣に寝転んで聞いている時があります(笑)。
ですから、もうウチの子は赤ちゃんじゃないよ~、という場合でも大丈夫!いくつになっても子どもは読み聞かせが大好きです。
本が大好きな子どもに育つ方法その2 本が身近にある環境づくり
次にご紹介したいのは、“子どもが好きな本”が身近にある環境を作ることです。
“子どもが好きな本“は、”子どもが好きそうな本“ではありません。”本当に子どもが喜んで読む本”のことです。
では、そのような本はどうしたら見つけられるのでしょうか?
そもそも本を読まない子は特に、見当もつかないと思います。
そこで私がおすすめする方法は、図書館で本を借りてくることです。
うちの本棚には、図書館で借りてきた本コーナーがあり、いつもズラリと本が並んでいます。
私たちが利用している図書館では、1人7冊まで2週間、本を借りることができます。
子ども2人が借りられる冊数は合わせて14冊ということになりますので、毎回14冊を2週間ごとに入れ替えている、という状況です。
これならたくさんの本を買わなくても、気軽にいろいろな本を試すことができます。
時間が取れる時に子どもと一緒に図書館に行って、好きなように本を選ばせます。
子どもが選びきれなかった場合は、私が子供の年齢を考えておすすめの本を選びます。
しばらく続けると、子どもが好きな本がだんだん分かってきます。
ちなみにうちの子どもたちに圧倒的に人気なのは、“かいけつゾロリ”シリーズです。
他には漫画で読む歴史や伝記のシリーズ、迷路などが好きですね。
まずは子どもに“本って楽しいな♪”と思える体験をしてもらうことが大切で、それができればあとは放っておいてもいろいろな本に手が伸びるようになりますよ。
本が大好きな子どもに育つ方法その3 親が読書する姿を見せる
最後におすすめする方法は、親が本を読んでいる姿を見せることです。
“子は親の背を見て育つ”とはよく言ったもので、「本を読みなさい」と口を酸っぱくして言うよりも、普段から親が読書する姿を見せる方が効果的です。
この時にも、自分が本当に読みたい本を読むことが大切です。
無理に難しい本を読まなくても大丈夫、自分がおもしろそうだなと思える本からチャレンジしてみましょう。
子どもと一緒に図書館で本を借りてくるのも良いですし、昔買ったけれど読んでいない本があればもう一度開いてみるのも良いでしょう。
読書を楽しむ親の姿を見ることで、子どもも自然と本を手に取るようになるでしょう。
まとめ
さて、これまで子どもが本を好きになるために私がやってきた方法を3つご紹介しましたが、いかがでしたか?
この中で1つでも出来そうだな、やってみようかなと思える方法がありましたら、ぜひやってみてください。お子さんがちょっとでも本を好きになるきっかけになれば、嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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