子どもの乳歯、できるだけむし歯にしたくないですよね。
乳歯はむし歯になっても生えかわるのだから関係ない?
私も以前はそう思っていたのですが、そんなことはないようです。
歯医者さんの話しによると、むし歯になった乳歯にくっついたむし歯菌は次に生えてくる永久歯に移ってしまい、永久歯までむし歯になってしまう可能性が大なんだそうです。怖いですね!
そこで今回は、子どもの乳歯をむし歯にしないために親ができることをまとめました。
これらは、通っている歯医者さんや歯科衛生士の方にいただいたアドバイスをもとに、私が実際に行っている方法です。
私自身は、物心がつく頃にはすでにいくつか虫歯があったので、自分の子どもは虫歯にしないようにと工夫してきました。
その甲斐あってか、うちの子どもたち(小学5年と2年男児)は、生まれてからこれまで一度もむし歯にかかったことがありません。
これを読んで実践すれば、もうお子さんのむし歯に悩むことはありません。
子供自身に、歯みがきの大切さをわからせる
親がいくら一生懸命になってむし歯予防をしても、本人に歯を大切にする気持ちが無かったらどうでしょう。
親がずっと子どもの面倒をみられるわけではないので、親の手を離れたとたんにむし歯になってしまいそうです。
そこで我が家では、乳歯が生え始めた頃から、歯みがきの大切さが書かれた絵本を読み聞かせたり、ベネッセの”こどもちゃれんじ”という教材を使って歯みがきの大切さを伝えていました。
特に、こどもちゃれんじに出てくる“歯みがきワンワン”シリーズが効果バツグンでした。
これは絵本と、ぬいぐるみと、歯みがきソングが流れるミラーが連動した教材で、歯みがきを楽しくするしかけがいっぱい!
子どものやる気を引き出してくれ、うちの子たちは自分でみがくのも仕上げみがきもゴキゲンでできましたよ。
※現在は同じ教材ではありません
おやつは決まった時間に、甘いものは控えめに
これは乳児健診で配られた資料で知ったのですが、一度食事をしたら次の食事をするまで2~3時間は空けると良いそうです。初期の小さなむし歯は、だ液の働きによって3時間位で修復(再石灰化)されるからだそうです。
なので我が家では、おやつは決まった時間に食べさせ、ダラダラ食べさせないようにしていました。
また、おやつは甘いものばかりにならいないようにすることと、普段甘い飲み物は与えずおもに麦茶を飲ませていました。
うちの子たちにはそれが当たり前になり、今でも甘い飲み物はほとんど飲みません。のどが乾いたらお水や麦茶を飲んで、「うまい~!」と喜んでいます。
仕上げみがきは1日1回、寝る前だけはしっかりと
理想は、食べたらすぐに歯みがきをすることですが、バタバタしてできないこともありますよね。
ですからうちの場合、朝・昼は本人に任せることにして、夜はしっかり歯をみがき、そのあと必ず大人が仕上げみがきすることを徹底しています。
なぜなら、むし歯の原因菌が唾液が減少する睡眠中に一番増えると歯医者さんに教えてもらったからです。
一日のうちどこを一番大事にするかをもし選ぶとしたら、寝る前の歯みがきなのだそうです。
これは、うちが仕上げみがきをするときに使っている歯ブラシです。
普通の歯ブラシでは届かないすき間の汚れまでしっかり取れるのでオススメです!
ちなみに、仕上げみがきはいつまで必要か歯医者さんで確認したところ、小学校6年生までだそうです。
親はちょっと大変ですが(^^ゞ、中学生から自分でこまかいところまで歯みがきできるように教えていきたいと思います。
定期的に歯科医院で検診を受けさせる
我が家では歯列矯正をしている関係で、長男ほーくんは小学2年生の夏から、次男もっちゃんは小学1年生の冬から毎月歯科医院で検診を受けています。
歯科衛生士さんによると、通常の場合でも3~6ヶ月に1度では定期検診に行くことが推奨されているとのことでした。自宅での歯みがきだけではどうしても取り切れない汚れがあるからだそうです。
定期検診では、仕上げみがきで落とせなかった汚れを落としてもらえるし、親の仕上げみがきが不充分な場合には指導もしてもらえるので安心です。
さらに、子どもの歯は大人の歯に比べてやわらかくむし歯になりやすいので、特に注意が必要です。
子供はむし歯になりやすいことで知られます。その理由のひとつが、生えて間もない歯は十分に硬くなっておらず、石灰化が完全にすすむまでに生えてから2~4年かかるからです。
(厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより引用)
歯間の汚れもしっかり落とすデンタルフロスを使わせる
これは歯科衛生士さんからの指導で、矯正治療に通い始めてから使っています。
私は最初、「子どもがデンタルフロスなんて使えるかな?」と思っていました。
でも子どもたちは使うのがおもしろいみたいで、歯科衛生士さんに教えてもらったとおりに週に1度くらいを目安に使っています。なぜこれを使うと良いか、じっくり教えてもらえたのも良かったみたいです。
子どもには、糸を引き出して使うタイプより、このようなハンドル付きのタイプの方が使いやすいようです。
幼少期からフッ化物(フッ素)塗布やフッ素洗口を実施
私が住んでいる市では、1才6ヶ月から4才までは半年に一度のフッ化物(フッ素)塗布が行われています。また、幼稚園や保育園、小学校、中学校では週に一度のフッ素洗口が実施されています。(希望者のみ)
フッ素は、お茶や海産物、野菜、肉などにも含まれる成分で、以下のような作用が期待できます。
- 歯の質を強くする
- 初期むし歯を修復(再石灰化)する
- むし歯菌の増殖を抑える
市のデータによると、この取り組みにより子どものむし歯が減少してきているそうです。
ただし、これさえやっていればむし歯が完全に防げるというわけではありませんので、他の予防法と合わせて行っていくのが良いと思います。
まとめ
今回は、子どもの乳歯をむし歯にしないために親ができることをまとめました。
- 子供自身に、歯みがきの大切さをわからせる
- おやつは決まった時間に、甘いものは控えめに
- 仕上げみがきは1日1回、寝る前だけはしっかりと
- 定期的に歯科医院で検診を受けさせる
- 歯間の汚れもしっかり落とすデンタルフロスを使わせる
- 幼少期からフッ化物(フッ素)塗布やフッ素洗口を実施
お子さんがいつまでも健康な歯で美味しいものが食べられますように、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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